悲しいね

悲しいね ー 渡辺美里

彼女の圧倒的な歌唱力と感情表現が融合した名曲であり、多くの女性にとって“なりたい自分”の象徴となった作品である。強さと繊細さを併せ持つボーカルは、単なるポップシンガーではなく、本格的なアーティストとしての地位を確立させた。ヘッドフォンで泣きながら聴いていいた女子中学生も多いのでは?作曲は小室哲哉が手がけ、透明感とスケール感のあるメロディは、のちの小室サウンドの原型とも言える完成度を誇る。

この楽曲がヒットした1988年は、バブル経済の絶頂期であり、女性たちが社会進出を強め、自立を志向し始めた時代でもある。『悲しいね』の歌詞にある感情の複雑さや内面の葛藤は、仕事や恋愛に奔走する同時代の女性たちのリアルな感覚と共鳴し、単なるラブソングではなく“生き方の歌”として受け止められた。

オリコンTOP10入りのセールスに加え、西武スタジアム公演を成功させた動員力は、女性ソロアーティストとして異例であり、渡辺美里は“歌えて、動員できて、共感を呼ぶ”新時代の象徴となった。『悲しいね』は、社会変化と女性の意識変容を映した、音楽と時代の交差点にある重要作である。

B面の「New Boyfriend」も佐橋佳幸の佳作。


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