ダンシングレディ
大沢逸美は82年ホリプロTSC優勝、翌83年に長身ボーイッシュ像でデビューし、“不作の83年組”の中で個性派として位置づけられた。
そんな彼女のシングル曲「ダンシング・レディ」は、浜田省吾『MIND SCREEN』(1979)収録曲で、原曲は都会派グルーヴで、踊れる軽やかさと翳りを共存させる。
このカバーは、アイドル文脈への鮮やかな移植だ。彼女のクールさを加速し、歌謡とロックの橋渡しを体現。
当時の浜田はホリプロ在籍期に山口百恵や和田アキ子らへ提供曲を多く手がけ、物語性と異国情緒のメロディで作家性を磨いていた。
その洗練を背景に、アイドル市場での差別化と“ロック的成熟”を同時に獲得した選曲だったと言える
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