サイレント・グッバイ
80年代女子プロレス人気の高まりの中で生まれた特異な一曲。
クラッシュギャルズをはじめ、リング上のスター選手が次々とアイドル的に歌を発表していた時代、悪役=ヒールの象徴であったデビル雅美がシングルをリリースすること自体が強烈なインパクトを持ちました。通常なら善玉レスラーが歌でファン層を広げる一方、デビルはその立場から異色の存在感を示し、むしろ歌唱力の確かさによって「悪役だからこそ響く哀愁」を表現することに成功しています。アイドル的な明るさよりも、大人びた切なさを前面に出した楽曲は、プロレスのリングで見せる姿と鮮やかなコントラストを生み、当時の女子プロレスがスポーツと芸能の境界を越えていたことを象徴しています。
大映ドラマで主題歌になっていてもおかしくない!
結果として「サイレント・グッバイ」は、ヒールでありながら歌の実力で聴かせるデビル雅美の新たな側面をファンに印象づけた一曲といえるでしょう。
作曲は、浜田省吾とも活動した水谷公生。
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